モダンバレエダンサーと腰痛

モダンバレエダンサーのお仕事をしている25才の女性。

踊る演目の影響か、

高校生くらいから慢性的に抱えている

腰痛の症状が強くなる。

コンクールを直前に控えており、

連日かなりハードにレッスンをしている。

踊りに差し支えるので、

幼少期から指導いただいている

先生に紹介され来院された。

カウンセリングと検査

クラシックバレエと比べ、

さらに多様な動きが求められることが多いモダンバレエ。

症状もそれに応じて様々である。

動いてもらい、

どのような動きで痛みが出るかを再現してもらう。

今回のケースでは
・前かがみ
・スライド
・側屈
・後屈
の順で腰に痛みがでる。

特に誘発される前かがみ姿勢では、

腰椎両側にピキッとした痛み、

また、仙腸関節にも痛みを感じる。

施術経過

触診すると、腰部全体がむくんでいる、

何ともいえない感覚がある。

これはご本人さんも日頃からあるようで、

『わかります、それ』という。

整形外科では触診することはないし、

画像診断では映らないことで、

「骨に異常はありません」

とのこと。

初回
1番症状のでる前かがみをしてもらうが、痛みの箇所がなかなか特定できない。

胸椎、腰椎を鍼で調整。

また大腰筋への アプローチをして初回は終了。

2回目(翌日)
『少し良くなりました』

初回での施術では 大きな変化が 見られなかったので、

お尻の筋肉 ハムストリングス を中心に施術をする。

3回目(翌日)
ペインスケールは10→4

タックインして側屈すると仙骨が 痛い

肩甲骨の調整を加え仙腸関節へアプローチ

4回目(5日後)
レッスンでは 支障がない 程度に回復。

しかし、

座位で前屈すると仙腸関節辺りにまだ違和感がある

5回目(10日後)
長座前屈から頭を下げるとやや痛みが残る

胸椎に対し手のツボを使う

『あっ!痛くない!』

『大丈夫そうです』

考察

慢性的に症状を抱えていたため、

積み重なる疲労が各部位に現れていた。

限界まで負荷をかけ、

日々レッスンをしていると、

無理な使い方をしてしまうことがある。

うまくセルフケアで疲労をとれればいいが、

強烈な筋緊張はとりきれないものである。

それが椎間関節や仙腸関節に影響を及ぼし、

さらに筋緊張を生む。

どこかのタイミングで、その積み重なる筋緊張、歪みをリセットしなくてはならない。

モダンバレエダンサーの腰痛

お客様写真

・来られたキッカケを教えてください

モダンダンスをやっていて、腰が痛くなり、こちらに来ました。

とにかく日常でも、ダンスをやっている時でも、腰が痛く、とくに前にまるめる様な動きが苦痛でした。

こちらに来る前は、整骨院等数か所に行きましたが治らずお世話になりました。

 

・施術を受けての変化、感想をお聞かせください

背骨の1つ1つをさわって、どうか聞いてくださったので、ピンポイントで、痛いところを良くしてくれるように感じました。

また、ダンスの事も分かってくださる先生だったので、「こういう動きをすると痛い」とかも聞いてもらい、様々な動きで痛くないようにして頂きました。

 

・「他院と違うな」と感じたところはありますか?

他院は先生が複数人いて、違う先生だったりするのに対して、こちらは先生が一人なので、じっくり見て頂けました。

そして、痛みに対して、徹底的に向き合って頂けました。

 

・同じような症状でお悩みのかたにメッセージをお願いします。

私も数年、腰痛に悩んできましたが、先生に見ていただけて本当によかったと思います。

 

今井有紀様(仮名) 25歳 川口市 モダンバレエダンサー

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

明京堂治療院