バレエにおける引き上げと股関節痛の関係

バレエでよくある痛みの一つに、股関節痛があります。

アラセゴン
パッセ
ドゥバン

などで、股関節が痛い・つまるという方が多くいらっしゃいます。

大きな原因の一つが、骨盤の前傾(腰のそり)

引きあげの不足により、骨盤が前傾することで、股関節を構成する靭帯や関節包が緊張します。

そして、補うように、周りの筋肉も必要以上に働き、

・出っ尻
・太ももの外側が硬くなる、など…

という状態に。

 

さらに、積み重なる骨盤前傾姿勢によるレッスンで、緊張が増してしまい、つまり感、関節がポキポキ鳴る、痛みがでるなどの現象が起こるのです。

 

整形外科の診断で・・・

よく耳にするのが、

股関節の痛みで整形外科に行ったけど、

『特に異常ありません』

です。

これは、筋肉の硬さが画像ではで判断できないからです。

引き上げの持続

そもそもバレエのレッスンにおいて、引き上げを持続させていくことは生半可ではありませんね。
日々のレッスンで骨盤底筋(こつばんていきん)・腸腰筋(ちょうようきん)腹筋背中・アームスどれをとっても、引き上げには欠かせません。
たいへんですね。
と、ここで終わっては内容があまりにも薄いので、自分の反っているのかチェックする方法をお伝えします。

骨盤前傾チェック

壁に、後頭部・背中・かかとをつけた状態で引上げをして、腰と壁がどれだけ離れているかを見て下さい。(近くの人に指を入れてもらい何本入るか聞いてみて下さい)

0.5~1本でOK! 2本入ったら黄色信号、3本~は赤信号(汗)です。
そしてそのまま引き上げをキープしたまま、1番ポジションになってください。(腰を触る人は骨盤の傾斜が前に倒れるかをチェック)
同じ状態、骨盤を立てたままできればOKです。

 

いかがでしたか?

ご自分が思ってたより、腰が反っていた方が多かったのではないでしょうか?

まだまだチェックポイントはあるのですが、それはまたの機会にお伝えしたいと思います。

明京堂治療院